アニメ映画「この世界の片隅に」を鑑賞

介護の合間、久しぶりに町のシネコンで映画を観てきました。
アニメ映画「この世界の片隅に」は感動×感動。
平日で20人くらいの入り。
1週間後にまた観てしまいました。
息子介護を始めてからもうじき8か月。
ようやく気持ちに余裕が出てきたところでしょうか。

2016年11月公開ですから、もう1年以上前の映画。
感想や批評は、ウェブ上で星の数ほど語られています。
すでに御覧になっているという前提で一言。

実写ではなく、アニメ映画の特性を、とことん引き出していました。
それは、芸術的ともいえるくらいの出来上がりでした。

主人公すずさんが怪我から目覚めるところ。
大げさにならず、淡々と描かれているのが感動的。
それを発見した私は、思わず「アッ」と心の中で叫んでしまいました。

戦闘機の機銃掃射の場面。
「禁じられた遊び」の冒頭シーンを思い出しました。
砲撃などの音は、家のテレビでは再現が困難です。
まさに映画館ならではの体感。

最近、私の認知機能もやや衰えてきたのか・・・。
映画でもテレビドラマでも、ついていけないことがあります。
DVDやネットで観るときは、一時停止して前に戻ることが多くなりました。

今回の映画も、何か所かで、一時停止したくなる部分がありました。
玉音放送で敗戦を知った主人公すずさんが、
「ここに5人残っている。まだ左手も両足も残っている」
「最後まで戦うのではなかったのか」
と怒る場面がありました。

このシーンはこの映画のハイライト。
この後に家を飛び出して泣き崩れる場面がわかりません。
ネットで調べると、韓国の旗(太極旗)も関係しているとのこと。
あれはすずさんの言葉とは思えません。
あえて、すずさんに言わせるのがよかったのか・・・。

原作は、雑誌に掲載された漫画だそうです。
多くの方が、アニメ映画と原作とを合わせて、深く読み解いています。
しかし、アニメ映画はそれだけで完結すべき。
原作の漫画で補完されないと理解できないようでは、映画としての完成度は落ちます。
アニメ化する段階で、原作から切り落とした部分は、潔く切り落とすべきです。
たとえば、リンと周作の関係、口紅の意味、裏表紙が敗れたノートなど。

あるブログで「情報過多」という言い方をしていました。
ある意味、同感。
原作の内容を詰め込みすぎている感じがします。
2時間に収めたいためなのか、やや余裕がありません。
テンポ感はいいのですが、あと1秒長く映してほしいという場面がありました。
それは2回目に観たときにも感じました。

このアニメ映画は外国でも高い評価を得ているようです。
どのような字幕が出ているのか、どのような吹替がされているのか。
海外版の字幕・吹替まで日本の製作者が責任をもっているとは思えません。
興味があるというか、やや心配。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
この映画を観ましたか。
是非、映画館で御覧になられることをお勧めします。
私は、機会があれば、また観たいと思っています。
3回目になります。
観たいと言うか、主人公のすずさんに、また会いたいのです。
そんな魅力的なキャラクターでした。
(2018年2月28日)