在宅介護を始めて困ったこと

在宅介護を始めてほぼ1年。
両親の生活習慣、生活パターンの数々。
両親に改めてもらったり、私が我慢したり。

両親に改めてもらった生活習慣

両親の生活習慣で、改めてもらった点がいくつかあります。
些細なことですが・・・。
過酷な介護をしている人からみれば、笑止なことかもしれません。
しかし、現状では、私にとって大事な問題でした。

父は台所のシンクに痰を吐いていました。
私が食事の準備をしているときに、隣で父が「ガー、ペッ」。
これは、止めてもらいました。
これには母も即座に同意。
日ごろから私と同じ思いをしていたようです。
一応、父は納得しました。
しかし、私がいないときは吐いているようです。
シンクの排水口の網に痰がこびりついていることがあるのです。
身に着いた習慣は、簡単には治らないのでしょう。

母は、下着の予洗いを洗面所のシンクで行っていました。
今、汚れた下着の予洗いは、浴室の洗面器を使っています。
ほんとうはバケツにしてもらいたいのですが・・・。
両親用の洗面器と、私用の洗面器の2つを用意して解決。
洗濯は、母が自信をもって行える数少ない作業になりました。
これは大事にしたいと思います。
ただし、私の洗濯物は自分で洗濯しています。
母に頼むと、父の物と私の物の区別がつかなくなるので。

母は、食後に席をなかなか立ちませんでした。
お茶のときも同様です。
実は、父が食器を片付けて洗っていたのです。
在宅介護を始めて、直ぐに私は母に言いました。
「自分が使った食器は自分で片付けましょう」
今、母は自分で片付けています。
食器洗いは私が行います。
両親は洗剤を使わない主義なので。

昨年の冬まで、ファンヒーターの給油は父の担当でした。
今は、視力が弱くなり、腕の力も低下。
灯油をこぼすことも多々あったようです。
そこで今季、一切の給油は私が行っています。
冬になる前、自分でやるとはりきっていた父ですが。
今は、なにも言いません
父から役割を奪ってしまいました。
冬季、父は身体を動かすことがめっきり減少。
体力の低下が心配です。

両親の生活習慣を尊重

変えてほしかった両親の生活習慣はまだまだあります。
しかし、いろいろと工夫して、最大限、尊重しています。

父は、鼻をかんだティッシュペーパーを再利用。
机の上で乾かして、また使います。
これについて、私は黙認。
私が気が付いたとき、新しいものと交換。

父は、自分が使った爪楊枝を再利用。
食後、使った爪楊枝を台所で洗い、タオルで拭くのです。
このタオルで、私も手を拭いていました。
台所に2本のタオルを掛けるようにして解決。
1本は両親用。
もう1本を私用として、高い所に掛けてあります。

父はスプーンを使いません。箸のみ。
昔からカレーも箸で食べてきました。
しかし、視力が弱くなったため、食べにくそう。
今では、お皿を舐めたり、お皿を指でぬぐったり。
箸を使って食べ物を吸い込むので、誤嚥性肺炎も心配。
しかし、頑固に箸を使っています。

父は、身体を動かさないと放尿できないと言います。
特に夜間。
便器の前で、前に行ったり、後ろに下がったり。
そのため、翌朝、トイレの床はビショビショ。
トイレの床掃除は毎日の日課です。
私も母も、気が付くと床掃除。

両親の入浴は、夏季が週2回、冬季が週1回。
お風呂で困ったことは、以前にも紹介しました。
浴槽の中で、両親はおもいっきり身体をこするのです。
当然、お湯は汚れてしまいます。
以前、私はこれを知らずに、この後に入浴していました。
これもしかたありません。
私は毎日、シャワーで済ませています。

お茶の時間、両親はお菓子を食べ過ぎる傾向があります。
それは遠距離介護をしている時から気にはなっていました。
お土産にお菓子を渡すと母は機嫌がいいのです。
母は父にお菓子をどんどん与えているように見えます。
それは、母が料理をしなくなったことと関連があるのかもしれません。
いわば、母にとって、料理の代償行為なのか。
実質的には、お菓子は食事の補完になっていたのでしょう。
今でも、母を買い物に連れて行くと、お菓子ばかりを買いたがります。
子供の相手をしているみたい。
野菜や乾物など、母が料理できる食材に気を向けさせています。

おわりに

両親の生活習慣をいくつか変えてもらいました。
両親にとってストレスになっていると思います。

在宅介護を始めて、この家の居心地が悪くなっては困ります。
両親を自宅に呼び寄せないで、実家に私が同居した意味がありません。
できるだけ変えずに、今までのまま生活することが基本だと認識しています。

これまでずっと別居を続けてきたので、しかたがありません。
ある程度は、私も我慢しています。

こんなことを言っていられるのは、いつまででしょうか。
(2018年3月26日)

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